· 

年頭所感

 2021(令和3)年の年頭にあたり、自身のためにも原点を確認し、言語化してみました。

 

 今年は未だ「教育改革の恩恵を日本中すべての高校生に届けるためのキャズム越え」にむけて「より普遍性や波及性の高い在り方や仕組み」の具現化に意を注ぐべき局面だと認識しています。ご理解の程、よろしくお願いいたします。

 

理念

 「自分らしく社会に参加できる若者」を育む高校への改革支援を通した地域創生

 

 

※ 次の時代にむけて、今のまま全ての高校を残すべきとも、逆に、全ての高校を潰すべきとも思っていません。力及ばず、少数の高校しか残らないかもしれませんが、高校が築いてきた中には未来に継承したい財産も多く、「本質追求」「不易流行」の精神でベターを追求し、ソフトランディングをはかる、というのが私の立場です。

関心事

国全体の次世代育成機能をどう高めていくか?

 

○ 「個別最適な学び」の実現に必要なインフラである「コンソーシアム」(個々の興味関心に応じて各生徒と現場を効果的にマッチングする地域組織)の設立をどう促していくか?

貢献したいこと

次世代育成機能の転換にむけた国全体のキャズムを越えること

意識を集中していること

コンソーシアムの普及に関わるキャズム越えにむけて、 innovater に続く early adopter を効率的かつ効果的に充足すること (=仕事の諾否を判断する基準)

 

※ これを実現できれば「カリキュラム・マネジメント」も自動的に実現する。

課題感

 「地域」と「探究」と「教育課程」が十分に重ならない実態

 

 ・ 「地域」に対する高校教育界の誤解・偏見、「地域」に関わる種々の混乱

 ・ コンソーシアムの設立や運営に対して自治体の当事者性が決定的に不足している傾向

 ・ 理解不足に起因する劣化コピーの横行 → 誤解の増長

いま尽力していること

 「共学共創」の本質性検証と社会実装

 

(調査研究)

  • コンソーシアムの機能化に不可欠な「チーム性・参画性」が向上した現場には「共学共創」という在り方が潜んでいる共通性の実証。 → 「他機関・他団体と連携・協働する」意識ではなく「皆で未来を創り出していく」意識の存在性。
  • 「共学共創」導入を円滑化するノウハウの開発と検証 → 「主体性」に代えて「自走性」、「課題解決」に代えて「掛け算による価値創造」を用いる有効性を確認中
  • 各県~全国規模の共学共創により広域的なシステムを創造する可能性の模索
  • 経済界との協働を進めるノウハウの模索(‥テーマに掲げる学生の支援)

(社会実装)

  •  新学習指導要領の深い理解に基づく高校改革にむけた研修会(主催・講師受諾)
  •  「共学共創」の本質性に関する普及 ‥ 研修会・執筆・SNS・YouTube等
  •  コンソーシアムの機能化をめざす多様な現場への「共学共創」導入支援
  •  研修会等で「共学共創」の時間を捻出する手段として、YouTube等を活用した反転授業化の促進