2022 · 2022/06/08
学校の特色化を強行しようとすればするほど、生徒の自走性に懐疑的な教師は頑なになり、自走性を高める教育活動を展開できる学校への転換は阻まれる。
具体的には、こうした現場の実情を知らない“有識者”が、華々しい教育手法を高校に導入しようと躍起になればなるほど、現場の余力は失われ、生徒や教育に対する見方・考え方をアップデートする意欲や時間が奪われ、学校が変革を遂げるチャンスが閉ざされ、一部の華々しい成果と引き換えに、それに乗れない生徒が置き去りにされ、教育格差の拡大が不可避となる。
2021 · 2021/03/02
高校生の探究を充実する上で、高校が地域との連携を進めることは重要だ。しかし、限界や副作用に関する理解が不十分なまま進めることに対しては慎重にならねばならない。どうすればよいだろうか。
2021 · 2021/02/18
学習指導要領に伴って「高校と地域の協働」も旧課程から新課程へのアップデートが迫られている。
新課程や「総合的な探究の時間」(総探)とは何なのか、旧課程や「総合的な学習の時間」(総学)と対比して説明する。
2021 · 2021/01/27
中教審の答申には【文部科学省や教育委員会が】なすべきことが述べられています。しかし、ここに掲げられた教育を実現していくためには【内閣府・知事部局が】何をどのように成すべきか?の議論こそ必要なのではないでしょうか?
2021 · 2021/01/04
「高校生×地域」に関わる連携事業やコンテストは、年間計画に「多様なセクターの協働を通してどんな人物を育成するのか」達成イメージを共有するステップを予め位置づけてから動きましょう。そうすることで、高校生の成長度や、連携に必要な『共学共創』に対するリアリティを高めることができます。
2020 · 2020/09/25
教師に「地域課題の発見・解決に生きる思考力の育成が必要」と力説しても、共感はなかなか得られません。それは、自分が担当する科目との関連性を実感できないからです。探究と諸科目、学校と地域はどうすればつながるのか。一策を提示します。
2020 · 2020/09/22
高校の新学習指導要領、とりわけ「総合的な探究の時間」に関わる部分を読むと、総合的な探究の時間(総探)は、認定NPO法人カタリバが力を入れているマイプロ(全国高校生マイプロジェクトアワード)と非常に調和的であることが分かります。それくらい、新課程や総探は重要です。ぜひ、幅広い分野の方々に、ご一読をお願いしたいと思います。
2020 · 2020/09/16
高校教育改革において、探究・カリマネ・教科横断的な学び・地域連携等が進展しない実態は「新学習指導要領」に対する理解の乏しさに起因しています。多忙な状況下で研修を効率的かつ効果的に進める上で有効なのが『高等学校学習指導要領(平成30年告知)解説・総合的な探究の時間編』の熟読です。
2020 · 2020/09/10
どの省庁からも「多様なセクターによる連携や協働」が打ち出されているのに、現場は変わりません。現場に対する期待と現場の実態が乖離しているのです。この現実、少し見方を変えると、より適切に対処できるのでは?と思いました。