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総探とマイプロの調和性

高校の新学習指導要領、とりわけ「総合的な探究の時間」に関わる部分を読むと、総合的な探究の時間(総探)は、認定NPO法人カタリバが力を入れているマイプロ(全国高校生マイプロジェクトアワード)と非常に調和的であることが分かります。

 

■ 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説・総合的な探究の時間編

https://www.mext.go.jp/content/1407196_21_1_1_2.pdf

 

■ 全国高校生マイプロジェクトアワード

https://myprojects.jp/

 

そのため、なるべく早く「マイプロと総探がどうつながっているのか?」‥すなわち「マイプロと高校の教育課程がどうつながっているのか?」をキチンとお伝えする機会をつくる重要性を感じています。

 

そんな立場から、お伝えしたいことがあります。

 

◎ マイプロに関わっておられる皆さんには、ぜひ一度、この資料を熟読していただきたく思います。きっと「え?ここに書かれていることって、マイプロのことじゃん!」と、心を強くしていただけると思います。

 

 今なおマイプロを忌避しておられる先生方、未だマイプロをご覧になっていない先生方は、まずは同資料をご一読の上、ぜひ一度、マイプロの現場をご覧いただきたく思います。きっと「なるほど!これが総探を軸に創っていくべき学びなのか!」と、リアリティをもっていただけると思います。

 

「地域課題解決」を標榜する高校の先生方で「なぜウチの生徒はマイプロの地方サミットに出場した時に精彩を欠いて映るのか?」とお感じの方は、至急、同資料を熟読してください。既存の教育活動がいかに指導要領から遊離した文脈で構築されてきたか、あるいは、いかに総学と総探の違いを理解できていなかったか、自覚できると思います。

 

 特に、全国募集を行っている高校の方は【大至急】です。少し先、日頃から研鑽を重ねている高校が自然体で「総探コンセプト」を提示するようになり、総学と総探の違いが社会的にも認知されるようになると「アップデートできていない学校」というイメージが確定し、沈没は不可避です。

 

 同様に、地域側の立場で高校の存続を叫んでおられる方々にも熟読をお願いしたいと思います。これはハッキリ申しあげておきますが、高校側の理解度や対応度はどうであれ、学習指導要領の趣旨や内容を理解できていない者に、高校との連携に関わる実務を担う資格はありません。‥高校を疲弊させるだけです。

 

○ 「自分たちが通った頃の高校は~だったから」と、ご自分の経験を基準に物事を考えておられる保護者の皆さん、「常識で」考えるのを止めて「常識を」考えてください。あなた自身が「常識で」しか物事を考えられないことと、地域の衰退、日本の衰退は強力につながっているのです。そのために、熟読までは求めませんので、少なくとも「学習指導要領にはどんな世界が描かれているのか」について関心を寄せてください。

 

○ あと、高校の内外を問わず「探究には関心があるけど、地域連携なんか意味不明」と考えておられる方々(‥都市部にすごく多い印象‥研究者にさえも)には、同資料をご一読の上で「地域連携は不要だ」という合理的な説明をお願いしたいと思います。

 

それくらい、新課程や総探は重要です。ぜひ、幅広い分野の方々に、ご一読をお願いしたいと思います。